魚の大多数を示すでっかいグループ
硬骨魚類は無顎類、軟骨魚類以外の魚類です。以上!おしまい!
…というのは冗談ですが、硬骨魚類を詳しく説明するとなるとかなーり長くなります。
参考にしている書籍も無顎類は3P、軟骨魚類は10Pで硬骨魚類は40Pありました(笑)
これをわかりやすく、普通の人が興味を持てる範囲で説明していくかが難しい…
この記事では以下のことを記述していきます。
・硬骨魚類とはなにか
・硬骨魚類の特徴
・どのように分類されているか
この記事を書くにあたり以下の書籍を参考にしました。
・魚類学の百科事典 (丸善出版)
・小学館の図鑑Z 日本魚類館(小学館)
・魚類学(恒星社厚生閣)
魚類っってそもそもなにという人はこちらの記事を!
魚類の形態
上の図が魚類の形態と各部位の名称です。
細かく分けるともっとありますが、一般的にはそんなに細かく知る必要もないでしょう。
硬骨魚類の特徴
硬骨魚類はその名の通り、内部骨格が硬骨性です。硬い骨でできています。
多くの種が鰾(うきぶくろ)を持っています。
現生種は肉鰭亜綱と条鰭亜綱に分類されます。
「亜綱」というのは分類階級の綱の下に位置します。
通常は界→門→綱→目→科→属→種と7階級で示されることが多いですが、
「亜綱」は「綱」と「目」の間にあります。
「綱」は大きな分類で、「亜綱」は同じ「綱」に属するものの中ででさらに細分化したものです。
①肉鰭亜綱
古生代には繁栄していましたが、現生種はシーラカンスと肺魚類のみです。
肉鰭類の共通した特徴は、四肢動物の四足の起源にあたる対鰭の構造にあります。
デボン紀末期には胸鰭が手、腹鰭が足に進化して四肢動物として陸に上がったのです。
②条鰭亜綱
シルル紀中期に出現しました。
原始的な特徴を保持したものから高度に特化したものまで多様性に富んでいます。
共通する特徴は、各鰭を鰭条と鰭膜が構成していること。
筋肉の動きで鰭全体を拡げたりたたむ、あるいは屈曲させることができます。
条鰭類はさらにいくつかの「下綱」という階級で分類できますが、これはまた機会があれば。
興味がある方は参考書籍を見てください。
「目」で言えばこの後は、ウナギ目、スズキ目、フグ目など様々な「目」に分類されます。
私たちが目にする一般的な魚はほとんどが条鰭亜綱の魚です。
まとめ
・硬骨魚類は肉鰭亜綱と条鰭亜綱に分けられる
・肉鰭亜綱の現生種はシーラカンスと肺魚類
・条鰭亜綱はさらに細かく分けられる
参考にした書籍のリンクを貼っておきます。 ご興味のある方はぜひ手にしてみてください。
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